カタカナ英語が聴き取れない!
ご相談内容
現在アイルランドに留学に来ており、3か月の語学学校が終了しました。アイルランドに来る前にフィリピンに2か月留学していたので、計5か月、語学学校に通っていたことになります。フィリピン留学前のTOEICは450点でした。
現在だいぶ耳が慣れてきたとは思っているのですが、知っているはずの単語なのに、未だにキーワードが上手く聞き取れないことが多々あります。
例えば、今日はボーイスカウトやガールスカウトの「scout」が聞き取れず、説明して貰ってやっと意味が分かりました。他にも「poison」や「trauma」など、日本でも一般的にカタカナで使われたりする言葉が聞き取れないことが多いです。
何かうまく聞き取れるようになる具体的な対策があればアドバイス頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
アドバイス(neco_user)
「知っている単語」というのは、「カタカナ英語」として知っている、または英単語を「見たときに」知っているレベルの単語だと推察いたします。
このような英単語を「聴き取り」レベルまで引き上げるには、発音と文字の対応付けを行う訓練を行うことをお勧めします。現在留学中とのことなのでお持ちかどうかは分かりませんが、CD付きの英会話教材やリーディング教材を使って、英文スクリプトを見ながらCDを何度もリスニングするという練習をしてみてください。
リスニング学習と並行して、英文を何度も「音読」し、自分でもCDと同じような発音ができるようにしていきましょう。リスニング→音読→リスニング→音読…を繰り返すことで、次第に聞き分け能力がアップしていきます。
意味理解ではなく、単に「何と発音されているか聞き分けたい」という観点では、特に英文の難易度は低くする必要もなく、難しい英文を使って練習しても構いません。意味理解の練習まで、ということであれば、自分の英語力よりも若干レベルが高い英文を使うのが良いです。
ただご留学中なので、その時間を自習にも使ってしまうというのは、やや勿体ないという考え方もありますが、初心者の段階で留学した場合、TOEIC860以上の上級者に至るまで最低でも3年はかかると見てよいです。
※初心者が語学留学した場合、勉強の仕方にもよりますが1年でTOEIC600程度まで上がるというのが相場です。
おそらくそこまで長期留学はしないと思いますので、ご帰国後も学習を継続することは必須です。今自習に時間を使うのがもったいないとお考えであれば、日本に戻って自習をするときに、この方法を思い出していただければ幸いです。
回答者:neco_user(編集長)
アドバイス(Hiro)
英単語の発音をはっきりと聞き取って理解していくには、まずは単語を覚えてご自身でも会話され、使われることをお勧めします。
知らない単語であれば当然聞き取れず、意味も分からないので、まずは語彙を増やしていくことが有効です。すでに知っている単語であれば、基本的には聞き取れるはずですので、その会話の中での文脈などを十分注意して、意味も推測しながら聞き取りに望まれると良いでしょう。
覚えていく単語の内容については、現在取得されているTOEICのスコアに応じたテキストなどを用意され、その発音と一緒に覚えていくと有効です。
またその際に、なるべく文章の中で単語を覚えていくことをお勧めします。文章の中で単語を覚えることで単語への理解が深まり、忘れにくくなります。それを少しずつ蓄積していくことで、より多くの単語が聞き取れるようになっていくはずです。
回答者:Hiro
慶応大学文学部卒。外資系メーカーに勤務する敏腕プロジェクトマネージャー。TOEICスコア920を保有している。
詳しいプロフィール
アドバイス(Tomomi)
あなたが悩んでいるように、知っている単語なのに聞き取れないという悩みを持っている人は多いようです。知っている英単語と聴いてわかる英単語は違います。
特に日本で一般的にカタカナで使われているような和製英語は、文字で見て意味が分かったとしても、ネイティブの発音を聞くと、想像していた音と全く違うため、聞き取ることができません。英語を聴いて意味がわかるようになるためには、和製英語は忘れて、英語の正式な音をたくさん聴きましょう。
アイルランドで留学中ということですから、本場の英語に触れる機会はたくさんあるようです。今は聴き取れない語句が多くて歯がゆく感じるかもしれませんが、たくさん英語の音を聴いて慣れていきましょう。
回答者:Tomomi
関西外国語大学卒の実務翻訳者。TOEICスコア930を保有する。読む・書く・聞く・話すは全てビジネスレベル。特に映画やドラマ等の英語に詳しい。
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