『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』は、中学レベルの英語を学び直したい!という高校生・社会人に向けた英文法教材です。
だけど英語を勉強しなおしたい…という人の助け舟!
英語を基本、中学レベルからやり直したいと思い立ったのはいいものの、どの教材を選べばいいか分からない人もいるでしょう。ラジオ講座は途中からだともうよく分からないし、このレベルで英会話教室に行くのも恥をかくだけだし…と八方塞がりになっている人にぜひおすすめしたいです。
中学レベルの英語ではまず、「どうやって英文を作るのか」という文法の基本を中心に学習します。ただ、これを自力でやると「本当にこれで正しいのか分からない」「単調で面白くない」と挫折に繋がってしまうリスクがありますよね。
本書は書き込み式になっていて自分で解説を読みながら、書きながら理解を進めていくことができるようになっています。他人の視線や進度スピードを気にすることなく、自宅で好きなように学習できるのは嬉しいですね。
中学英文法を一通り身に付けられる構成
総ページ数は327ページで、一般的な英語参考書の厚さです。単元数は114までありますが、見開きで1単元が完結するのでサクサク進めることができます。
本当に英語を最初からやりたい!という人でも大丈夫なように、学習単元に入る前にアルファベットの書き方から説明してくれているページがあるくらい手厚いです。
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山田 暢彦『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。』 |
各単元は左がポップで分かりやすい解説ページ、右がそれを踏まえた基本問題ページになっていて解答解説は巻末にまとめてついています。
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山田 暢彦『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。』 |
また、単元がある程度進むと「復習テスト」というページがあり、そこまでで学習してきたことの力を試すことができます。この解答解説も巻末についています。
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山田 暢彦『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。』 |
中学の英語では英語名の曜日、月、数に加えてある程度の不規則動詞変化を覚える必要がありますが、それらも分かりやすく巻末にまとめてあるので、学習の際に別の本や資料で探す必要がありません。
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山田 暢彦『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。』 |
また、ところどころに「基礎ができたら、もっとくわしく」という、一歩踏み込んだコラムページも収録されているので、英語学習における知的好奇心を刺激してくれることでしょう。
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山田 暢彦『中学英語をもう一度ひとつひとつ分かりやすく。』 |
このように、どんな英語学習初心者でも中学卒業レベルまでこれ一冊で学習できるように構成が組まれていますので、安心して取り組んでほしいと思います。
あの頃本当に英語が苦手だった!」という、苦い思い出のある人はぜひ!
中学の頃英語でつまずいてしまった人の多くは、聞きなれない文法用語が当時は理解できなかったり、単調な授業に面白さを見いだせなかったりした人たちです。
けれども、そんな英語をもう一度学び直すにあたって、当時よりはものごとを論理立てて考えられるようになっているはず。今持っている論理力とわかりやすい解説できっと中学レベルの英語は確実にマスターできるでしょう。
苦手意識のある人でもとっつきやすい、可愛らしいイラスト解説もおすすめポイントのひとつです。中学レベルの英語を確実にしたい、高校生や社会人の方は当時よりもきっと楽しく分かりやすく英語を勉強できます。
まとめ
- 中学基礎から中学卒業レベルまでの英語を分かりやすく学習できる英文法教材です。
- 1単元の量が見開きで完結するので、ストレスなく気軽に取り組むことができ、計画も立てやすいです。
- 解説ページで確実に理解し、基本問題・復習テストで演習して中学レベルの英語をマスターしてしまいましょう!
小学生の頃、公文式に通ってこのような中学英語の基礎を勉強しました。この頃の基礎があるからこそ、今、英字新聞・雑誌や洋書が読めたり、英語ニュースを聞いて理解したり、英会話がそれなりにできたりするわけです。どんな人でも、一足飛びに英語をマスターすることはできません。中学生の英語とバカにしないで、このレベルの英語から確実に習得していきましょう!