TOEICの文法問題だけに特化して1019問とその解説を収録した試験対策本です。TOEICのあらゆるタイプの文法問題を集中的に特訓することができるため、高得点をとるために必要な文法をまんべんなく習得するとともに、本番での問題のあらゆるパターンに対応することが可能です。
左側に問題、右側に解説のオーソドックスな配置
本の左側で問題を解き、それから右側で解説を確認するという構成になっています。解説部分はシンプルになっていますが、その問題を理解する上で必要な要素はしっかりと解説されていますので、解説を読んでもどうしてそれが正解になるのか分からないということは無いでしょう。
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TEX加藤『新TOEICテスト 文法問題 でる1000問』 |
最初は簡単な問題から、徐々に難しい問題に挑戦していきます。そのため、最初はベーシックな文法知識を確認し、徐々に点数で差がつくような問題にも慣れていくという段階的な学習が可能です。
品詞問題を中心として、問われるジャンルの問題を集中的に学習できる
空欄(括弧)の中に入る適切な品詞の単語を選ぶ問題のほか、動詞、前置詞、代名詞など、特にTOEICで問われやすい事項を集中的におさえられます。加えて、そのジャンルの問題を解くために必要な知識や考え方も学べるため、問題の急所を見抜けるようになります。
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TEX加藤『新TOEICテスト 文法問題 でる1000問』 |
良質な問題と解説を合わせて用いることで、短期間でも充分にTOEICに対応できるだけの文法力を付けることができるでしょう。特にすでにある程度の文法力があるが文法力の穴を埋めたいという人には、自分が何を分かっていなかったのかということを改めて認識する機会になるかもしれません。
本番を意識して時間を計りながら腕試しをしたいという場合に備え、9回分の文法問題セクションの模擬試験が収録されています。また、マークシートも巻末に用意されているため、これを使うことで本番と近い状態で自分の能力をテストすることができます。
問題をランダムの順番にして収録した小本つき
個人的に本書で一番良いと感じるのは、収録されている全ての問題の順番をランダムにして再収録した小本「文法問題 1000本ノック!」がついてくることです。
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TEX加藤『新TOEICテスト 文法問題 でる1000問』 |
通常、本を使って問題を解いていくと、「この問題がきたから次はこの問題」のように問題の順序を覚えてしまうということが起こり得ます。しかし、小本では問題の順序がランダムになっているため、新鮮な気持ちで学習できるのです。スリムな小本ですので、持ち運びも簡単で、スキマ時間の学習には特に有効でしょう。
まとめ
- TOEICの文法問題セクションに焦点を当てた学習書。
- 様々な問題と文法知識に集中的に対策が可能。
- 付録の小本でいつでもどこでも1019問に再挑戦できる。