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翻訳者・堂本秋次の『prettyはveryとは異なり、感じが悪い印象を与えてしまうことがあることに注意』

質問

現在海外ドラマを英語の字幕付きで見て、その字幕を訳すという勉強をしています。訳し方としては分からない単語や熟語っぽい組み合わせをネットで検索するという方法です。しかしこれだと間違っていても気付かないのでは?と最近思うようになってきました。

英語を専門的に翻訳したりするのではなく、あくまでどういう内容を言っているのかやニュアンスを掴みたいと思って趣味でやっているだけなのですが、上級者でもこれだけは間違いやすいから気をつけたほうが良いという単語や熟語はありますか?よろしくお願い致します。

回答(堂本秋次)

単語や熟語の習得には終わりがなく、用いられた文脈によって本来の語義を離れることはどのような単語にもあることです。従って、ここで全ての例を挙げることは実質的には難しいのです。ただ、ニュアンスとして気をつけるべき単語として pretty や shit の語法がありますので、それをご紹介しましょう。

まず pretty ですが、これは一般に very や so などと同様に、「形容詞の意味を強める」副詞として理解されています(もちろん、cute のような形容詞的意味もあります)。しかし実際には、皮肉っぽいニュアンスが込められることがほとんどです。

例えば Pretty good. と言えば Very good. とは違い、「悪くないじゃないか(=とても良いね)」のようなニュアンスになるのです。そのため、very の代わりに pretty を用いると感じが悪い印象を与えてしまうことがあります。She is pretty smart.(あの子は頭がよろしいからね)といったような具合ですね。

もう1つの紹介として、shit について the の有無で意味が真逆になると覚えておきましょう。The new iPhone is the shit. は「最新のiPhoneは最高だ」になりますし、The new iPhone is shit. だと「最新のiPhoneが最悪」になるのです。

このほか、例えば OK は日本人の感覚からすれば good や fine に近いですが、ネイティブのニュアンスとしてはどちらかというと acceptable に近いなどといったものもありますので、この辺りに注意して学ぶのが良いでしょう。

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堂本秋次

堂本秋次

実務翻訳者、プロマジシャン。英検1級、国連英検A級、TOEIC965を保有。大学時代は、ネイティブスピーカーの教授の指導のもと、言語学を専攻していた。医学、自然科学等を専門とする多芸多才な翻訳者。 詳しいプロフィール / 記事一覧

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