質問
現在、社会人です。昨年、ニュージーランドに行く機会があったので、事前に興味本位でTOEICを受けました。結果は320点でした。案の定、そのレベルでは現地で会話は成り立ちませんでした。
私は学生の頃から英語を使いこなせるようになりたいと思っていますが、未だ上達しません。今やってることは、毎朝出勤前の時間に英語本の短文を音読しています。気楽な感じでやってます。
そして休みの日には、映画「24」の字幕版を観てます。やはり知らない単語を言われたらもはや雑音です。学生の頃みたいに、書いて単語を覚える学習法はしていません。昔からヒアリングにとても抵抗があったので、今はヒアリング力をアップすることを重視してます。
最後に質問ですが、ネイティブの人に会わずにしてヒアリング力を日常会話が聞き取れるぐらいになりたいですが、このスタイルで良いでしょうか?もしくは、何か追加でやったほうが良いことを教えてください。
回答(諏訪部麻里子)
簡単な教材でシャドーイングをしてみるのはいかがですか。
音読を利用しているところは素晴らしいと思いますが、映画字幕でリスニングを鍛えるというのは、個人的には難しいものがあると感じています。
というのも、映画に出てくる状況や会話が必ずしも日常に応用できるかといえばそうでない場合が多いからです。
質問者さんはアクション系がお好みのようですが、メインのシーンで頻発するであろう、「銃を構えろ!」とか「敵が来た!」などなかなか日常で言わないですよね。もちろんシーンによっては使える会話もあるでしょうが、どの会話が使えるかどうか映画の始めから終わりまで張り付いていないとわかりません。
洋画ならではの言い回しやスラングにも注意する必要もあります。加えて、字幕も字数制限の中、意訳をとって表示されているものです。したがって、英語学習の初心者に洋画視聴、というのを私はあまりオススメできません。
それよりは音読している教材の方に重点を置いた方が効率よく勉強できるのではないでしょうか。その教材にはCDがついていますか?CDの音声を後追いして音読する、シャドーイングという方法があります。発音が改善されたり、リスニング力が知らず知らずのうちに鍛えられますから是非検討してみてくださいね。
回答(neco_user)
TOEIC320点だと中学英語を習得できていない段階ですので、遠回りに思えるかもしれませんが、まずは中学校レベルの大人のやり直し英語系の教材(特に英文法もの)からスタートしてみてはどうでしょうか。大人のための中学英語というテーマでの教材はたくさん出版されています。
くもん出版『くもんの中学英文法―中学1~3年 基礎から受験まで』:
中学レベルの英文法を終えたあとは、簡単なCD付き教材(英会話系)を使って何度も音読→リスニングを繰り返しましょう。これだけでもリスニング力はかなり改善されます。短文が載っているものやフレーズ集ではなく、会話文がガッツリ載っている教材を選択してみてください。
例えば下の『アメリカ口語教本 入門用』は会話文が豊富ですし、これをこなすだけでも旅行英会話程度であればなんとかなります。NHKの初心者向き英会話本でもOKです。
William L. Clark『アメリカ口語教本 入門用』:
ちなみにこの本は税込2,052円でCDが2枚も付いています。通販の変な高額教材を買うより断然お得で、歴史と実績のある英会話教材です。
その後は高校英文法に進み、さらにCD付き教材のレベルを上げて同様に音読→リスニングを繰り返せば、リスニング力はメキメキとアップしていきます。
個人的には英文法は一気に高校レベルまで一通り学習してから英会話系の教材に進んだ方が良いと思いますが、リスニングを重視しているのであれば、簡単な英文法教材→簡単な英会話教材の順でも構わないです。