『総合英語Forest 7th edition』は、英文法を基礎から無理なく学習できるように編集された、英文法書です。
高校生向けの本ですが、社会人で英語をやりなおし学習している方や、一念発起して英語を基礎から勉強しているような方にも適しています。
まずは基本概念、それから具体的な文法項目を学ぶ
本書は、中学・高校で学ぶ英文法の内容を総合的に網羅した内容となっています。全部で24章の構成になっており、第1章から第15章まではパート1~3の3部構成、第16章から第24章まではパート1~2の2部構成です。
パート1のコンセプトは「これが基本」。やさしい語り口で、文法項目の基本的な概念をまとめています。
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石黒 昭博『総合英語Forest(フォレスト)』 |
パート2は「理解する」。例文を用い、基本的かつ重要な文法項目について個別に解説をしています。
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石黒 昭博『総合英語Forest(フォレスト)』 |
パート3は「深く知る」。さらに高度な文法項目についての解説となっています。
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石黒 昭博『総合英語Forest(フォレスト)』 |
まずはパート1~2を学習して文法力の土台をつけ、そのうえで、パート3の高度な内容まで進むという流れです。
ポイントごとにチェック問題がついていますので、自分の理解を確かめながら進むことができます。解答は巻末ではなく、各章の終りについています。さらに問題を解いて練習したければ、本書準拠の問題集も別途販売されています。
高校生から社会人まで幅広く使える基本的な参考書
本書では中・高の英語授業で習う文法用語がもれなく解説されており、説明も明瞭です。大学受験用参考書として使えるのはもちろんですが、英語学習のやり直しをしたい社会人にも、じゅうぶん役立ちます。
総合英語参考書としてはごく基本的なレベルで、取り組みやすい一冊と言えるでしょう。とくにパート1の基本概念に目を通しておくと、英語と日本語の考え方の違いや、文のつくりの特徴がよくわかり、理解を深める助けになります。
目にやさしく、見やすいレイアウト
「Forest(森)」という名前のイメージ通り、緑色をベースカラーにした本文ページはとても見やすく、目が疲れにくい色づかいです。イラストもシンプルで、ページレイアウトもすっきりとしています。
参考書は、中味はもちろんですが、レイアウトデザインや見やすさも重要です。意外なようですが、そうした要素は勉強する際の効率や集中力にも少なからず影響します。長期間使う参考書なら、なおさらです。参考書選びのひとつのポイントとして、ヒントにしていただければ幸いです。
まとめ
- 中学・高校で学ぶ内容を網羅した総合英語参考書です。
- 基本概念→個別項目解説→発展学習というステップに分けた構成です。
- 目にやさしい色づかいと、見やすいページレイアウトが特徴です。