基本単語のイメージを捉えて英語の理解を深めることを目指した語彙学習書です。語彙の応用力がつき、ネイティブスピーカーと同じ感覚で英語を使えるようになります。
英語を学び始めたばかりの初学者だけでなく、英語の微妙なニュアンスを理解したい上級者の方にも適した書籍です。
同じ意味の単語、どうやって使い分ける?
みなさんは“look”や“see”、“speak”や“watch”など、意味が同じ単語を適切に使い分けることはできますか?これらの単語は日本語の意味は同じですが、ネイティブスピーカーの感覚では、それぞれニュアンスが全く異なります。
『英単語イメージハンドブック』はNHK語学講座でおなじみの人気講師、大西泰斗氏による語彙学習書です。英単語が持つイメージを掴むことで、ネイティブスピーカーが英語を使うときと同じ感覚で英語が使えるようになることを目指しています。
詳しい解説で単語のイメージをしっかり掴む
各チャプターは「名詞関連のイメージ」「動詞関連のイメージ」「前置詞関連のイメージ」など品詞ごとに基本単語がまとめられています。英単語を暗記するために作られた一般的な英単語学習書とは違い、一つの単語について数ページにわたって深く丁寧に解説がされています。登場する単語は”get”や”take”、”and“のような、改めて意味を覚える必要もないほど、ごく基本的な見慣れた単語ばかりですので、英語を学び初めて間もない方でも、つまずくことなく学習を続けることができるでしょう。
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大西 泰斗、ポール・マクベイ『英単語イメージハンドブック』 |
まずは単語の基本イメージを捉えることから始めます。見出しとなっている単語のイメージがイラストと短い言葉でまとめられています。ここで大きくイメージを掴んで解説を読み進め、続く「Check Point」でより具体的に詳しくイメージを捉えていきます。
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大西 泰斗、ポール・マクベイ『英単語イメージハンドブック』 |
関連する単語はまとめて覚える
見出し語と同じような意味を持つ単語がひとつのセクションにまとめられているため、それぞれどのようなニュアンスがあるのか比較し、確認しながら読み進めることができます。ひとつひとつ別々に覚えるよりも効率が良く、記憶に定着しやすいです。
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大西 泰斗、ポール・マクベイ『英単語イメージハンドブック』 |
これまで学んできた英単語に血の通ったイメージがあることを知るのは、驚きがあり、とても楽しい学びです。今まで英単語の使い分けで頭を悩ませていた方は本書でイメージを捉えることで、それが見事に解決することに驚くでしょう。
まとめ
- よく使われる基本的な英単語のイメージを掴む。
- ネイティブスピーカーが英語を使うときの感覚を知ることができる。
- 言葉のイメージを捉えるので英語の微妙なニュアンスを掴めるようになる。
- 関連する単語はまとめて解説されているので、比較して覚えることができる。