スキルアップのために英検準1級を目指す人の中には、日常生活としてこなさなければならない仕事、家事、各学校の課題などがあることでしょう。
スキマ時間を活用して効率よく必要な語彙力をアップできれば、ストレスなく勉強が続きますよね。
忙しい人にこそ『英検準1級 でる順パス単』を役立てることをおススメしたいです。
効率を極めて約20年…。常に進化しつづけるデータベース
資格試験対策で重要視したい項目の1つに「頻出度」があります。
頻出度を押さえて学習することによって、その資格が求めているレベルを把握ことができますし、学習の足掛かりになります。
特に、英検2級に比べて準1級はさらに範囲が膨大なものとなり、やみくもに学習を進めると、到着地点(合格)に対して自分はどの程度の場所にいるのか分からなくなってしまうことがあります。
英検2級はそもそも「高校修了」レベルと位置づけされているため、高校高学年対象の教材をメインに学習することで対策する、という勉強方法もできなくはありません。
しかし、準1級からは高校の範疇を超え、より実用的・ビジネス面で必要な語彙力も試されることになります。
手あたり次第英語の実用書や対策本を読み漁るのはある意味正攻法だけどちょっとナンセンス!現実的とは言いにくいでしょう。
過去5年間の英検データが分析された集大成である『英検準1級 でる順パス単』を活用すれば、昨今の試験傾向を押さえつつ、学習のコアとなる語彙力習得が目指せます。
持ち運びやすいコンパクトサイズ!音声ダウンロードやアプリ活用もOK
『英検準1級 でる順パス単』は391ページと索引という構成で、大きさと厚さからして新書1~1.5冊分程度です。これなら持ち運びにもちょうどよく、最低限の書き込みも可能です。
単語は昨今5年間の英検準1級に基づいて「でる順A・B・C」に並んでおり、各章は「動詞、名詞、形容詞・副詞・その他」に分かれています。
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旺文社『英検準1級 でる順パス単』 |
『英検準1級 でる順パス単』は左ページには単語とその意味、右ページにはその単語を使った例文が掲載されています。
単語の配列はあえてアルファベット順になっておらず、巻頭から読んでも飽きがきません。
「最初から単語帳を勉強していたら頭文字aばっかりで、こんがらがってきてしまって、cの真ん中あたりで挫折してしまう」なんてこともありません!(経験者)
また、章末には1minite test というコーナーがあり、章内の理解状況を簡単にチェックすることができます。
分量がコンパクトなので、これも「テストページが多すぎて次の章に進む気がなくなった」という落とし穴に落ちることもないでしょう。(経験者)
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旺文社『英検準1級 でる順パス単』 |
また、単語以外にも、頻出熟語を300も選出してくれているのも嬉しいポイント。イディオムによっては「同じ意味を示すもの」も併記してくれているので、関連付けた学習ができます。
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旺文社『英検準1級 でる順パス単』 |
音声データのダウンロードやiPhoneのアプリ、また別売りの「書き覚えノート」に対応しているとのことで、音声を活用した相乗効果も期待できそうです。
準1級受験を考えている全ての人は一度手に取るだけでも!
これから準1級受験を考えている人は「まずこの本から」押さえてみるのも効率アップが狙えるでしょう。
逆に、準1級の学習がある程度進んだ方が、「試験傾向から見て自分に抜けがないか」という観点で使用するのも十分アリだと思います。
【レビュー】英検準1級 でる順パス単:このレベルの語彙を身に付ければ英語講師の仕事も夢ではない?ハイレベルな英検対策単語帳
まとめ
- 昨今の英検準1級試験頻出度に準拠した単熟語集です。
- 巻頭から学習を進めても全く問題なく実力を養成することができます。
- 音声データダウンロード、iPhoneアプリ、別売りの「書きおぼえノート」対応で五感を使った学習が進めやすくなっています。
英検準1級に特化した単語帳ということで、もちろん英検受験者向けの本なのですが、社会人ならこのレベルの単語は習得しておかないと実用的な英文や英字新聞はまともに読めないと思います(社会人の必修レベル!)。英検受験者以外でもTOEIC受験者や、試験に関係なく英語を勉強している層、特にこれから英字新聞を読みこなしたいと考えている層にはお薦めです。大学受験生の場合は、強いて言えば早慶のようにやたら難しい単語が含まれる問題を出す大学が第一志望なら少し使ってもいいかも…というレベルの単語帳ですね。