大学受験に向けての英文法やイディオムの勉強のお供として長く親しまれている問題集です。
ほぼ全ての問題は、穴埋め式で4つの選択肢から答えを選ぶようになっており、ページの左側で問題を解いて、右側で解説を確認する、といった流れになっています。
スキマ時間に取り組みやすく、詳細な解説
1問につき1つの解説、といった構成になっていることから、ちょっとした空き時間に勉強することができます。
非常に基本的な文法事項からやや高度な文法事項まで扱っており、受験勉強としてセンター試験レベルの英文法はこれ一冊で充分にまかなうことができます。同様のレベルで、英検であれば2級まで対応することが可能です。
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瓜生 豊・篠田 重晃『Next Stage 英文法・語法問題』 |
実際の大学入試問題からの抜粋
『Next Stage 英文法・語法問題』で取り上げられている問題文は、主に実際の大学入試の試験問題からの抜粋になっています。そのため、必要以上に難しいことをするということもなく、必要な文法事項を取り逃すということもありません。
問題に対する解説も、最低限押さえておくべき事柄の他、発展的に覚えておくと得点に繋がりやすい知識も網羅しています。
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瓜生 豊・篠田 重晃『Next Stage 英文法・語法問題』 |
大学受験用として申し分の無い解説になっていることから、参考書としても有効です。単に解くだけでは終わらず、受験勉強のお供として長く付き合うことのできる良書と言えるでしょう。
基本的なイディオムを押さえるのにも有効
英文法だけでなく、基本的なイディオム(熟語)も押さえています。
主には、目的格に動名詞を持ってくるべきか不定詞をもってくるべきか、といったようなことが問われやすいイディオムの掲載となっていますが、リスニングやリーディングの上でも重要なイディオムもしっかりと押さえられているため、これ1冊だけで広範囲を充分にカバーしていると言えます。
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瓜生 豊・篠田 重晃『Next Stage 英文法・語法問題』 |
また、文法事項の解説がメインとなっていますが、用いられている英文が実際の試験問題からの引用になっていることから、ここで用いられている単語は基本的に頻出単語と言っても過言ではありません。
そのため、単に文法やイディオムの解説を読んで満足するのではなく、問題文に出てきた単語をまとめておくことで、大学受験レベルの語彙の基礎を獲得することができます。
大学受験だけでなく、英語をやり直したい社会人にオススメ
『Next Stage 英文法・語法問題』の内容は、それだけで充分にセンター試験や中堅レベルの大学入試に対応することができるものです。
それはつまり、基本的な点をしっかりと押さえている一方で、応用の利く内容でもあるということ。英語にしばらく触れていなかったものの、もう一度ちゃんとやり直したい、文法もしっかりと勉強したい、という人には、これ以上無い入門書となっています。
まとめ
- 英文法やイディオムについてまとめた、大学受験対策の英語のバイブル。
- 左ページに問題、右ページに解説となっているため、スキマ時間にも勉強しやすい。
- 英文は実際の入試問題から引用されているため、本番に近い問題で学習できる。
- これ1冊だけで大学受験の英文法とイディオムはおよそ網羅できる。
大学受験生にとっては定番の文法問題集ですね。英文法は特に「問題を解く」ことで細かな知識が蓄積しやすいので、問題演習は必須といえるでしょう。逆に読解やリスニングは、さほど問題演習にこだわらなくても良いと思います(それよりも読解量、リスニング量を増やすことのほうが大切)。