質問
私はTOEIC900点を超えており、英語ネイティヴではありませんがメーカーで海外営業及びプロジェクトマネジメントの仕事をしています。ジャパンタイムスを時々読み、生きた英語や表現、単語や文章の構成を身につけたいと思っていますが、このアプローチはいかがでしょうか?
英字新聞は、記事内容によってはとっつきにくく難解で、日常的な学習に向かない部分もあるかと思います。そういった場合、どのように判断すれば良いでしょうか?
回答(さかえ)
The Japan Times を読まれているとのことですので、大変素晴らしいことだと思います。私もたまに紙媒体で購読して読んでいます。
「英字新聞を読む際には必ずしも全部読む必要はない」と私は考えています。社会人であれば仕事もお忙しいでしょうし、英語の勉強ばかりに時間をかけていられないでしょう。そのため、紙媒体で英字新聞や英字雑誌を買った場合、優先度をつけて記事を読むことにしています。
優先度の付け方は、
1. 自分の仕事に関係し、かつ苦手な分野
2. 自分の仕事に関係し、かつ得意な分野
3. 自分の仕事に直接は関係ないが興味のある分野
4. 仕事に関係なく興味もない分野
の順のようにしています。
1.はどんなに難解でも英語の面でも純粋な知識の面でも補強しなければならない分野ですから、最優先にします。2.は仕事に関係するものなので優先、3.は興味の観点から優先します。4.はもうほぼどうでも良いと思っています。
ある程度記事に優先度をつけて読んでいくこと、その際の観点は、「仕事に関係するか、または苦手なもの」を優先します。勉強は、苦手なものを優先してする方が伸びる余地が大きいためです。
The Japan Times の記事が日常的な学習にあまりにも向かないものが多いとお考えであれば、週刊で The Japan Times ST というものも発行されています。一つ一つの記事も短めで、重要語彙の解説がある・ニュースだけではなくコラムも多い、ネットを併用すれば和訳の参照もできるなど、一般的な英字新聞ではなく学習者向けの内容になっていますから、一読されてみてはいかがでしょうか。