塾講師Kanaの裏話

2021/1/27

【塾講師の裏話】第12回 早慶の英語と英検準1級、TOEIC(LR)730の難易度を比較しました!

難関大入試に匹敵するといわれる英検準1級 英検準1級の難易度は、難関大学の入試問題レベルといわれます。では、難関大の代名詞ともいわれる早稲田・慶応の入試問題と英検準1級とでは、どちらが難しいのでしょう? そこで、早慶のなかでも難しい部類に入るといわれる、慶応大学法学部の入試問題(2019)を、実際に解いてみることにしました。 準1級と慶応大(法)の入試を比較する 英検準1級の筆記試験はライティング(英作文)含め90分、慶応大(法)は80分です。準1級のライティングには少なくとも15分は確保したいところなの ...

2021/1/24

【塾講師の裏話】第11回 国語力があると英語も伸びる理由とは?

日本語の語彙力が低下している? 塾で生徒たちの会話を聞いていると、何かあるとすぐに「やばい!」のひとことが出てきます。「すごい」「びっくりした」や、「おもしろい」「大変だ」も、みな「やばい」で用が足りている様子です。ひとつでまかなえて楽なのは確かでしょうが、あまりに簡略化しすぎでは?と思うこともしばしばです。「やばい」に限らず、最近は全体的に語彙が少なくなっているような気がします。 この「語彙の少なさ」は、英語嫌いの生徒に非常によくみられる傾向といえます。英語以前に、まず日本語でも不自由しているのです。 ...

2020/11/15

【塾講師の裏話】第10回 語学の才能って何だろう?英語は赤ちゃんから始めないと無理?

語学の才能は生まれつき? 私はふだん中学生をメインに教えていますが、以前小学生や幼児のクラスをお手伝いしていたこともあります。ある日、保護者の方に「英語を得意にするには、やっぱり小さいうちに始めないと無理ですよね?」という質問をされました。 「そんなことないですよ。私は中学校に入るまで、まったく英語を学んだことがありませんでした」と言ってみたのですが、「先生はきっと語学の才能があったから、それでもOKだったのでしょうね」と…。語学の才能って、何だろう…とそのとき思いました。 普通、才能といえば持って生まれ ...

2020/11/15

【塾講師の裏話】第9回 あなたの講師選びは間違っている?生徒にとって本当に良い講師の条件とは

一流の講師を揃えているというが… 子どもを塾に通わせている親御さんのなかには「うちの子の担当講師は一流の○○大の学生だから安心」と思っている方もいるでしょう。塾の宣伝文句に「当塾の講師は全員一流大卒・もしくは在学中」とうたっているところも見かけますね。ですが、残念ながら、一流大に在籍しているから・あるいは卒業したから皆教え方がうまい、とは限らないのです。 一流大学に合格した人は、その入試をクリアできる力があったことは間違いありません。しかし、その人の教え方がうまいかといえば、それはまた別な話です。むしろそ ...

2020/12/23

【塾講師の裏話】第8回 「成績上がらないなら月謝返して」?~塾へのクレーム雑感

「成績が上がらない」というクレーム 塾はサービス産業なので、ほかの業界と同様、“お客様”である保護者から要望やクレームは多々あります。最もよく聞くクレームは、「全然成績が上がらないんですけど…」というものです。「講師の教え方に問題があるのでは?」とも。 ですが、講師だけに問題があるというケースは少ないです。成績を上げるには、塾と保護者と生徒自身が、それぞれに努力し連携する必要があります。塾や親だけがしゃかりきになってもダメ。生徒自身に「成績を上げたい」という気持ちがなければ、芳しい結果は得られません。授業 ...

2021/1/27

【塾講師の裏話】第7回 東大英語と英検1級、TOEIC(LR)900の難易度を比較しました!

東京大学の入試問題と英検1級、TOEICを比較する ヤフーの知恵袋を見ていると、「東大生なら英検1級なんて簡単に合格できるのですか?」という質問がありました。 大学受験と英語の検定試験(TOEICや英検)の難易度・中味の違いについては、具体的にはよくわからない…という人が多いのではないでしょうか。 私は英検1級・TOEICの受験経験があり、また仕事柄、大学入試問題を解くこともあります。3種の試験を実際に解いてみると、「各種検定試験と大学入試では、それぞれ、問われるスキルが違う」ということがわかります。 英 ...

2020/12/3

【塾講師の裏話】第6回 ビギナーのつまずきポイントその2:be動詞と一般動詞の違いって?

英語学習には動詞の理解が欠かせない 英語の文をつくるには、何はなくとも主語→動詞、というのを前回のコラムで書きました。この「動詞」について、英語ビギナーが陥りやすい大きな穴がある、と私は常々感じています。今回はその点について書いてみます。 英語の場合、動詞には2つの種類(be動詞と、それ以外の一般動詞)があります。この2種類の区別、あなたは理解できていますか? be動詞と一般動詞の違いとは? 一般動詞とは、たとえば「走る」「食べる」「勉強する」など主に動作を表すものです。では、be動詞(am, are, ...

2020/12/3

【塾講師の裏話】第5回 ビギナーのつまずきポイント その1:語順について意識しよう

英語学習でつまずくポイントとは 私は塾で働いていますので、「英語は苦手…」「英語大きらい…」という生徒さんを担当することもしょっちゅうです。そんな生徒さんたちの様子を見ていると、だいたい同じようなところでひっかかっている…そう思うようになりました。 たとえば文法。外国語を学ぶときに、その外国語と母国語の文法が同じなら、単語さえ覚えればすぐに話せるようになるはずです。しかし、英語と日本語は文法的にまったく異なっています。とくにとまどうことが多いのが、語順についてです。英会話を苦手とする人の多くがこれに悩んで ...

2020/12/3

【塾講師の裏話】第4回 英語学習、伸びやすい人・伸びにくい人の違いとは?

英語学習に向いているタイプというのはいるのか? 塾で中学生の指導をしていると、時々、「この子伸びそうだな」という感触を持つ生徒に出会います。はじめは基礎ができていなかったり、覚えている単語も少なかったりするけれど、いつのまにかぐんぐん伸びていくという子はいるものです。 また、私が英語教室で出会った人たちでも、同じクラスにいるのにみるみる上達していく人と、あまり変わらない、という人がいるのに気づきました。では、どんな人が“伸びる”のか、これまでの経験から考えてみました。 伸びやすいタイプはこんな人 まずあげ ...

2020/12/3

【塾講師の裏話】第3回 塾講師が自ら考える、よい英語講師の条件とは?

よい英語講師とはどんな人? 塾やスクールに通うとき、一番気になるのが「どんな講師に教えてもらえるか」ということです。「よい講師に出会うにはどうしたらよいか、どんなところを見て判断すればよいか」というのは、誰もが知りたいところでしょう。 私自身も講師として働く身です。生徒と向き合い、試行錯誤と反省をくり返しながらの日々ですが、「こうなりたい」「こうあるべき」と思う姿をご紹介しますと…「生徒を不安にさせない」「適切なアドバイスができ、生徒のやる気を引き出せる」…この二つが、よい講師の条件ではないか…私はそう考 ...

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